強制除霊師斎の「悪行の代償」のあらすじと管理人なりの解釈をしてみたいと思います。
波長の法則
第一話の波長の法則は、霊が見えてしまう子供が、見える霊に憑いてこられてしまう話です。
よくある怪談のような内容となっています。
霊は自分が見えるものを認識するため、そこで波長が合ってしまうことにより、霊が自分の事をわかってほしいという事から霊障が起こってきます。
ですので、もし霊が見える方でも無視することが一番という事です。
また、話の中でコントロールできないなら霊が見える能力がある事を認識しないのが一番と紹介しています。
結局、中途半端な霊感があっても得をしないので、それなら見えない、自覚させないほうがその人のためという事です。
ですので、なまじ霊感がある人はそういった霊に憑いてこられたりすることも多いようです。
ちなみに、霊と一番波長が合わない方法として、性欲を満たしている時なのだそうです。
石の記憶
石の記憶は子供が河原で拾ってきた石に宿っていた残留思念から霊が現れるようになった話です。
よく言われている、石を持って帰ってきてはいけないというのはこのことからです。
話の中にもありますが、木や石などにも念が入ります。
ですので、自分の身近でないものをやたらに拾ってきたりすることは危険という事です。
だから事故物件に出るというのは、その亡くなった方がそのまま上がれていない場合に現れるのでしょう。
最後に、石に宿っていた残留思念の魂も他言せずに浄化されていましたが、本当の霊能者の方はこういったお金にならないけど、上がれない霊のために協力されているんだと思います。
与えられた霊能力はお金儲けではなく、実際はお金にならない部分に利用されるための物ではないか?と思っています。
償いの末裔たち
償いの末裔たちは戦国武将の血を引く家系に起こった霊障が描かれています。
ある事から依頼した霊能者では手が追えず、断ってきたという事・・・。
偽物霊能者に騙されなかったことが幸いです・・・。
最終的には斎さんが反省部屋に送ったことになっています。
また、呪いはお札やお守りよりも、その人の気持ちが重要と書かれています。
結局は何事も自分の気持ちが重要という事です。
悪行の代償
悪行の代償は動物の命をもてあそんだ場合に起こった霊障です。
前世でさまざまな悪い行いをしていた人が、今世で身近な人に災いを起こす話となっています。
また、本来霊障が起こるべき人ではなく、身近な人間に起こる原因なども紹介されています。
因果応報、自分の行ったことは必ずいつか償うときがくるという事が分かる話です。
霊団化した動物霊が今回の霊障を起こしていました。
よく霊能者への質問にある、人間が動物になるのか?という疑問も解決される内容が書かれています。
命をもてあそぶという事は、それだけ重い償いが待っているという事です・・・・。
欲深な女
欲深な女は自分の欲望のままに生きている女性の話です。
欲が深い女性と知人の前世とのかかわりから話が入るのですが、そんなスピリチュアルな話ではありません・・・・。
この欲深な女性には来世がないという、管理人も初めて聞いた話・・・・。
それもそのはずで、レアなケースと紹介されています。
正直、このような人って結構いると思うんですよね・・・・。
でも前世でずっとやり直せるチャンスをもらっているのに、そのことを忘れて結局同じ生き方をしているという事で、天から見放されたという事なのでしょう・・・。
つまり、他人を羨んだり、妬んだり、自己欲求を抑えられない我が強い人がこうなるのでしょう・・・。
とはいえ、未来を変えるための生き方も書かれています。
つくづく思う事は、他人にやさしく、欲もほどほどに、結局良い人といわれる生き方をすることが重要という事でしょう。
ちなみに、斎さんの見たという地獄は、あくまで斎さんの見た地獄だと思います。
あの世は人それぞれ見え方が違うでしょうから、その人が一番地獄だと思うような事象が待っているのではないか?と管理人は思います。
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